minimo。最高やで。

minimoっていう、美容院アプリ。
とっても便利です。
無料カットしてもらえる。
美容師さんの技術向上のためらしい。
それからやっぱり営業のいっかんなんだろうなあ。

ありがたいありがたい。
私はお金がないので、無料で切ってもらえるなんて本当にラッキー。
それで、登録のとき、はてと思いました。
性別、男性でいいよね。
トランスだからね。

そして、登録ぽちっとな。

そして、さっそく募集を見た。
おおーけっこう募集あるじゃないか。
さっそく見つけたメンズカット。

これ、かなりお得ですよ。
通常、3500円が、0円。
ありがたい!

でもちょっと不安が。
本当に、トランスって受け入れてくれるのかな。
そこで、メッセージを送ってみました。
トランスですが、大丈夫でしょうか。

そしたら、返事がこないこない。
あーこれ、仕事で遅れてるのかなあ、でも、予約日は明日なんだけどな
どうしたらいいのかなあ。
無断キャンセルはminimo利用停止になるってかいてあったしなあ。

そして、寝てしまいました。
そして、夜中ふっと起きた私。

おっ

お返事来てる!

おっ
トランスでも大丈夫だって!
勇気を出して言ってくださってありがとうございますとかいてある!
よかったー

さすが、都会だな。
これが、田舎だったらどうだったかしら。

それにしても、トランスっていう言葉、やはり美容師業界のようなおしゃれな人たちは知っているのかしら。

ということで、今日、1ヶ月ぶりに、無料で髪を切ってきます。
嬉しい嬉しい!!

minimo。
最高やで。

友達のお母さん。亡くなった友達。

家族には、まだ自分がトランスだとは言えていません。
でも、私の友達のお母さんには言えました。

もう、なくなってしまった友達。
東北大震災で、私の友達は行方不明になってしまいました。
もうきっと帰ってこない友達。

どれだけの思いで3.11を毎年迎えていることでしょう。
私は、同じく3.11で家と、犬を失いました。
でも、親と弟は無事でした。
でも、友達のお母さんは、いつまでたってもいつまでまっても息子が帰ってこない。
全然風化しない

友達はとってもいい人で、誰からもしたわれる、誰に対しても優しい男性でした。
真面目で、スポーツマンで、さわやかで、とにかく優しかった。
そんな人が何故と思います。

私は、3.11以降、なるべく友達のお母さんに手紙や電話をするようにしてきました。
今年もまた、手紙を書きました。
その中で、きっと私、このお母さんになら自分のことを話せるのかなと思ったのです。
やはり友達のお母さんだけあって、どこまでも優しい。
弱い立場の人のことを本当にわかってくれる。

それで、長い長い手紙を書きました。
かなり勇気を出しました。
なんていうか、もう嘘の自分ではいられないと思ったのです。

受け入れられるだろうか、本当に嫌悪感だけ残らないだろうか、とってもとっても勇気がいりました。

電話がきました。
話してくれてありがとうと、言ってくれて本当に嬉しかった。
私は、楽になった。
そして、今度こそその友達の分まで、生きていくのだと思ったのでした。

友達。
今もちょっとぐっときます。

友達のお母さんから、私に食べてほしいと言って、カレイのでっかい干物が20尾送られてきました。
本当になんでこんなに親切にしてもらえるのか。
そして私は決めました。
友達のお母さん、心の中で、あなたも私のもう一人のお母さん。
今年は母の日にプレゼントと手紙を送ります。

衣類も全部メンズ。

FTMの人間です。
スーツはメンズ、っていうか、衣類は全部メンズですね。
私は、最近トランスの、同じFTMの友達ができました。
本当に嬉しいです。
自分だけじゃなかったって知るのはとても心強いものです。
FTMの、私の友達はかなりネガティブな人で、でもそれも仕方ないことです。
私だってそうだったから。
今だって、ネガティブ。
生きるのは大変です。
でもね、頑張るしかないでしょう。

友達は、ある大学で、物理の勉強をしています。
物理。
なんで物理かっていうと、好きなわけじゃなくて、同じ理系の中でも生物や地学や化学とは違って物理はなぜか、服装がかなりカジュアルな研究者が多いからだそうです。
その話が本当ならかなり滑稽に聞こえるかもしれないけど、滑稽どころではありません。
友達は、本気で女性の服などは嫌なのです。
それは私だって同じ。
だから、大学を出て就職するときも、女性のスーツじゃなくても良さそうな仕事にしたわけです。
高校教師でした。

服装だけでも、男性に戻りたいです。
本当にそう思って暮らしているのです。

私のことを理解してくれる友達がいる。

私の友達がたくさんいてくれて、本当にありがたいことだと思われます。
やっぱり友達がいるというのは本当に大きな励みになります。

特に私の事を、ちゃんと男性として受け入れてくれる友達に対して、心の底から感謝をしています。

私のことを女性であるとか男性であるとかそういったことを考えた時に、きちんとあなたは男性だと言ってくれる存在がいること。
それは私にとって大きな心の財産であり、大きな心の支えになります。

私の体は女性としての形をとっているため、今まだLBGTに対して理解がない人達や、差別や偏見に満ちている人たちからは、どうしてもトランスとかそういったことに対して理解のない人たちからは、どうしても私の体というものを見た時に、いきなり私は男性ですと言っても受け入れがたいようです。

しかし繰り返しますが友達がいてくれる。

私のことをちゃんと理解してくれて差別や偏見を全くしない人たちがいる。

私のことを本当に人として大切にしてくれる。
そのことで自分が自分で受け入れることが、徐々に徐々にできるようになってきました。

そして自分の友達からそう言った理解が進むむにつれて、いろんなところに出ていく時に、私は男性なんです言えることができるようになりました。

私の場合は 在宅で働いているため職場というものが家の中でしかありません。

なので私の場合自分が男性と公にいうことができるのは、美容院に行った時とか、服を買うときとか、そういう時が多いです。

メンズ雑誌を持ってきて下さい。

そう言った時に私が男性であるということができます。

それから服を買いに行った時とかも、メンズ服を着て私は男性ですからと、言うことができるようになります。

とてもとても大きなことだと思います。

人生の転機。

自分以外のトランスジェンダーの人達と会ったことは、私にとって大きな人生の転機でした。
それまで自分がなぜこんなに苦しんでいるのか、どうしてイマイチハッピーになれないのか、ものすごくアンラッキーな気持ちでいるのか、まったく見当もつきませんでした。
自分の体に対して肯定感が持てないというのは、物凄く不幸なことだと思われます。

しかしそれを乗り越えていく力というものも、性別適合手術をしたり、ホルモン注射をしたりというそういう技術も現代はあります。
そこで私は私は自分に対しては手術もホルモン注射もしませんけれども、自分の体を少しずつ受け入れるということを頑張ってきた45年間だったように思います。

でも何度も言いますが、自分以外のトランスジェンダーの人たちが苦しんでいるのを見て、自分が苦しんでいることを自分で肯定できるようになりました。

自分が苦しむのは、自分が悪いのではなくて、それは障害のせいなのだということを受け入れることができました。
そのことは自分にとって精神的に安心できるということができるようになり、非常に良かったと思っています 。

それから私の場合はパートナーである女性との出会いがとてもとても大きかったです。

そのパートナーである女性は私のことを、男性だから愛しているとか、女性だから愛しているとか、トランスジェンダーだから愛してるとか、セクシャルマイノリティだから愛してるとか、そういったカテゴリーで愛しているのではありません。

パートナーは私のことを、一人の人間として大事に思ってくれています。
そして、私のトランスとしての苦しみを、きちんと理解しようとしてくれています。
本当に感謝なことだと思っています。